あおぞら銀行は、かつての日本債券信用銀行が再出発した銀行です。ソフトバンクグループやサーベラスといった海外勢が経営に関わっていたことでも有名ですが、その歴史や経営変遷には、さまざまなドラマがあります。あなたは、あおぞら銀行についてどれだけ知っていますか?ぜひチャレンジしてみてください!
あおぞら銀行は、かつてどんな名前の銀行だったでしょうか?
あおぞら銀行の前身は、日本債券信用銀行
あおぞら銀行は、1998年に経営破綻した日本債券信用銀行が、2000年にソフトバンクグループ・オリックス・東京海上火災保険が組成した投資ファンドへ売却され、商号を変更したものです。日本興業銀行は、1998年に経営破綻し、その後、新生銀行となりました。日本長期信用銀行は、1998年に経営破綻し、その後、整理回収機構の管理下に置かれ、2000年に新生銀行となりました。
あおぞら銀行のロゴマークは、どんなイメージを表しているのでしょうか?
あおぞら銀行のロゴマークは、未来への挑戦を象徴
あおぞら銀行のロゴマーク「フューチャー・ストリーム」(未来への潮流)は、金融業の新たな可能性に挑戦する意思を込めた象徴としてデザインされています。青い色は永遠を思い願うイメージの「エターナルブルー」で、未来への希望を生み出すエネルギーをイメージした白い曲線が下部から右上へと伸びています。菱形は知性と信頼を表しています。
あおぞら銀行は、どのような顧客層をターゲットにしているのでしょうか?
あおぞら銀行は、中小企業を主な顧客層とする
あおぞら銀行は、新興企業やノンバンク、不動産投資信託各社、地方銀行などと提携した上で、中小企業への融資および当行関連会社であるベンチャーキャピタルなど通じた取引を業務の中心としています。個人顧客向けには、店舗取引での通常金利より若干利率を引き上げたダイレクトチャネルによる「ダイレクト定期」の取扱を2001年から開始し、新規顧客の獲得に寄与しています。
あおぞら銀行は、かつてどんな企業と合併を目指していたでしょうか?
あおぞら銀行は、新生銀行との合併を一度は目指していた
あおぞら銀行は、2010年10月に新生銀行との合併を目指していましたが、新生側の2010年3月期の連結決算で最終赤字に陥ったことと、双方の経営方針をめぐる対立が解消できなかったことを理由に、予定していた合併を2010年5月14日付けで解消することを正式に発表しました。
あおぞら銀行は、かつてどんな企業から支配されていたのでしょうか?
あおぞら銀行は、かつてサーベラスグループの支配下に置かれていた
あおぞら銀行は、2003年にソフトバンクが保有する同行の全株式をアメリカの投資ファンド・サーベラスグループに売却し、サーベラスグループの支配下に置かれました。2012年9月にサーベラスが保有株を売却し、約9年間のサーベラスの支配から脱却しました。
あおぞら銀行は、現在どんな企業と資本業務提携を行っているのでしょうか?
あおぞら銀行は、大和証券グループ本社と資本業務提携を締結
2024年5月13日、あおぞら銀行は、アメリカの不動産向け融資事業の失敗などが影響し、最終損益が499億円の赤字になったことを発表しました。これを受けて、大和証券グループ本社との間で資本業務提携を締結し、本行が予定している第三者割当増資により、同社が株式の約15%を取得し、本行の筆頭株主になることを発表しました。