戦後日本の音楽界を牽引したヴァイオリニスト、海野義雄。彼の華麗なる経歴と波乱万丈の人生、そして伝説に残る逸話を題材にしたクイズに挑戦!あなたは海野義雄の真実をどれだけ知っている?
海野義雄の芸大事件とは、どのような事件だったのでしょうか?
芸大事件、その真相とは?
海野義雄は1981年、東京芸術大学で楽器購入をめぐる受託収賄罪と有印私文書偽造の容疑で逮捕されました。この事件は、当時大きな話題となり、芸大事件として知られています。海野義雄は東京地裁で懲役1年6月、執行猶予3年の有罪判決を受け、東京芸術大学から懲戒免職処分を受けました。この事件は、彼の音楽家としての活動に大きな影を落とすこととなりました。
海野義雄は、どのような人物に師事していたのでしょうか?
名だたる巨匠たちの薫陶
海野義雄は、東京芸術大学で鷲見三郎、兎束龍夫、ヴォルフガング・シュタフォンハーゲンに師事しました。その後、ヨーロッパに留学し、ミシェル・シュヴァルベ、ヨーゼフ・シゲティら著名なヴァイオリニストに師事しました。これらの師から受けた指導は、彼の演奏スタイルや音楽観に大きな影響を与えたと言われています。
海野義雄が、日本で演奏活動再開した場所はどこでしょう?
日本への凱旋!
海野義雄は、芸大事件後、フランスのパリ郊外に移住し、ヨーロッパで音楽活動を再開しました。その後、1987年6月に、日本のサントリーホールで演奏活動を再開しました。これは、彼が日本の音楽ファンへの復帰を表明した象徴的な出来事となりました。
海野義雄が結成した室内管弦楽団の名前は?
海野義雄の理想を追求する
1989年に日本へ帰国した海野義雄は、1991年に自ら芸術監督兼ソリストを務める室内管弦楽団「海野義雄東京ヴィルトゥオーゾ」を結成しました。このオーケストラは、海野義雄の芸術理念を体現するものであり、彼の音楽活動の新たな章を刻むこととなりました。
海野義雄が学長を務めていたのはどの大学?
音楽界の重鎮、学長に就任
海野義雄は、2005年から2011年まで、東京音楽大学学長を務めました。この間、音楽教育に貢献するとともに、自らも演奏活動を続けました。しかし、学長就任の経緯については、同大学前学長の兎束俊之が海野の師の兎束龍夫を父に持つことから、「兎束俊之が自分の後継者として自らの傀儡の海野を擁立し、院政を敷こうとした」と報じられ、物議を醸しました。